高齢犬・老犬ぶーやん。
おそらく「痴呆」が原因で凶暴化していた時期があります。その記録です。
目次
老犬ぶーやんが凶暴になるまでの経緯
ぶーやんは、もともと うちで育っておらず、生後1歳を超えて うちにきました。
いろいろあり、噛みつきがありました。
母は噛まれて 8針縫ったこともあります。
『本気噛み』です。
何年もかけて話し合い、私たちも いろんな人の助けを借りて 犬を勉強し、コミュニケーションをとり、ずいぶん変わりました。
家族内なら 意思疎通ができるようになっていたし、触れるようにもなってた。一緒にたくさん遊んで、毎日を楽しんでいました。
「ちょっと頑固な、かわいいオジサン犬」でした。
が…
急に狂暴になった時期があります。
まだまだ14歳のときなんですけど。
※音量注意
こんな感じで、近づくものすべてにガウっておりました。
今までの噛みとは全く違う。
『理性』が ないんです。
いままで 凶暴なぶーやんを たくさん見てきたから わかりました。今までとは、なにか違う。ダメを 伝えても、わかる感じじゃなかった。
ご飯をあげるのも 一苦労。襲い掛かってきそうな勢いで 吠えられていました。
今後どうなるのか、とても怖かったです。
同じように悩まれる方、たくさんいらっしゃるでしょうね。。
老犬ぶーやんの凶暴化が落ち着くまで
といって考えていてもしかたない。とりあえず前に進まなくては。
いろんなことをしました。
①歩く
その中で、おそらく重要だったのは、とにかく一緒にさんぽしたこと。ではないかと思います。(確定ではないですが。)
たくさん連れ出して、たくさん歩きました。
大好きな山、川、公園。
一緒に、群れになって 歩きましょう! 脳みその低下を戻すには、まずは適度な運動から。
少しづつ、少しづつ。
山・川の写真がなかったです…
歩くのにいっぱいで写真撮れず。。
脳みそに たくさん刺激を与えて、感情を取り戻していって。意思疎通ができるようになって。
そしたら、若い頃の凶暴なぶーやんと向き合っていたように、向き合いなおせるようになってきました。ダメが通じるように なってきました。
②ブラッシング
そして最終、ぐっと近づいたのは、このブラッシングです。
はじめは 顔まわり触ると すごい勢いで 怒っていました。
でも暑い季節に、たくさん歩いてヘロヘロになると、少々触られても怒る元気がなくなります。そのときから 少しずつ、少しずつ ブラッシングをしていって。
気持ちがいいと 気づいたようです。
そこから少しづつ、だましだまし、
ブラッシングする途中から、ブラシを手に変えていきました。
何度も何度も、少しづつ少しづつ。
その延長で、抱っこまでいけたときは、感動でした。
この写真の抱っこ、何年振りだったか…
思い出してもうれしいです。 涙
ちなみに 寝たきりの今のぶーやんは、どこを触っても 怒りませんよ。むしろ「抱っこしろ!」って催促する わがままじいさんに なりました。笑
③薬・サプリ
我が家は頼っていませんが、お話は聞きました。「脳の活性化」や、「精神を落ち着かせる」ためのもの、などなど いろいろあるようです。
凶暴になると、本当に大変です。犬の恐さはよく知っています。(かわいさも知っています。)だからこそ、時には必要だと思います。決して悪くないと思います。もちろん、病院の先生としっかりお話してからですよね。
老犬の凶暴化で注意してほしいこと
私の意見ですが、本当に「痴呆」なのか? は ぜひ考えてほしいな、と思います。
ぶーやんは 若い頃から凶暴なところがあり、我が家はずっと 苦戦していました。犬は、こちらの接し方次第で、凶暴化します。犬ってそういう生き物です。特に柴犬は、人をよく見ているし、変わりやすいです。
だから この凶暴化が「痴呆」なのか? は我が家は とても悩みました。
こちらの接し方、環境で変わっているのなら、解決策があります。
「痴呆」が原因なら、正直に解決策はわからないと思います。上記は あくまでぶーやんだから当てはまったこと。どうしようもなければ、「薬に頼る」ということも必要だと思います。